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WSUSとSCCMの関係と機能的差異

先日WSUSに関しての勉強メモを書いた所思ったより反応ありましたので、本日は続編的にWSUSとSCCMの関係について調べてわかったことをまとめてみました。あくまでも私の現状の理解ではありますが、間違ったことは書いていないと思います。もちろんSCCMは膨大な機能がある有償の製品であり、WSUSはソフトウェア更新の機能のみを持つ無償製品なので、この比較はあくまでもソフトウェア更新の部分のみでの比較です。

WSUSとの関係

  • SCCMのソフトウェア更新機能はWSUSを利用しています(ソフトウェア更新ポイントとWSUSは同じサーバー上で実行されます)。ですが、WSUSをそのまま利用しているわけではありません。このことはSCCMを用いてソフトウェア更新を行っている環境でWSUSのコンソールを開いて確認しました。何も構成されていないに等しい状態でした。
  • SCCMの最上位のサイトで同期ソースとしてWSUSサーバーを利用できます。
  • SCCMとWSUSを同じサーバーに導入し、連携して動作させない事も可能。
  • WSUS側で得た情報(メタデータ)をSCCMがSQLDBに取り込みそれをSCCM側で利用する。更新プログラムのコンテンツはSCCMの配布サーバーにSCCMの形式で配布する。

機能的な差異(SCCMの長所)

  • SCCM 2012 SP1以降では1つのプライマリサイトに複数のソフトウェア更新ポイントを追加可能。これによってWSUSをNLBで頑張って構成しなくても比較的容易に冗長化が行える。ただし、SCCMでもSet-CMSoftwareUpdatePointコマンドレットでNLBを構成することは可能。
  • SCCMのサイト構造に基づいて、適切なソフトウェア更新ポイントを利用するように自動的に構成される(SCCMがローカルポリシーを構成してくれる)。WSUSの場合には管理者がグループポリシーやレジストリ等でコントロールをする必要があり、手間がかかる。
  • SCCMのソフトウェア更新を展開するターゲットのコレクションの作成方法は、手動での作成に加えて、ネットワーク境界を利用した作成や、WMIクエリを利用した作成等も可能なため、WSUSに比べて非常に柔軟に作成とメンテナンスを行うことが可能。
  • SCCMではコレクション毎に「メンテナンス期間」や「再起動までの待ち時間」等を設定可能なため、コレクション作成の柔軟性と合わせて、適用タイミングのコントロールがWSUSに比べて柔軟に行える。
  • SCCMではMicrosoft Updateから利用できないベンダー提供の更新プログラム(例えばHPサーバーのドライバー等)を管理することが可能です。これはSystem Center Updates Publisher2011を利用して実現される。
  • NAPと連携し、SCCMが検疫後の更新サーバーとして機能できる。(参考: Windows Server 2012でのDHCPを利用したNAPの構築方法 part3 SCCM(WSUS)連携 | Windowsインフラ管理者への道)
  • SCCMの更新の配布ステータスをWSUSよりも細かく確認することが可能。例えばダウンロードが完了し、メンテナンス期間を待っている…という状態も認識できる。
  • SCCMは更新プログラムの導入状況を表示するレポートが製品の規定の状態で30種類以上用意されており(インストール作業自体は必要)、細かくレポーティングが可能。
  • SCCMはWake On LANに対応し、停止している端末を起動させてからの更新プログラム適用までコントロール可能。
  • SCCMはクライアントのネットワーク状況に応じてダウンロード元を選択できたり、再起動をするしないを選択できたり、ユーザーの通知を展開毎に設定できたりなど展開機能がSCCMの機能を使っている事によりWSUSよりも細かいコントロールが可能。
  • SCCMでは管理者は置き換えられた更新プログラムをすぐに期限切れにするのか、指定した期間が過ぎるまで期限切れにしないのかを選択できる。
  • SCCMでは管理ロールにもとづいて管理が行える。例えばある管理者が管理権限を持つコレクションに対してのみソフトウェア更新を実行可能とする…というような事ができる。

参考ドキュメント

 

やはり細かいことをしたければSCCMでないと対応出来ないことが多数ありますね。

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