Azure Stack 活用セミナー

Azure Stackは誰がどう使うと幸せになれるのか?

皆さんこんにちは。最近色々あってめっきりブログ投稿できておりませんが、仕事で年単位で温めてきた「Azure Stack」がいよいよ日本にもやってくるタイミングになりましたので、しばらくはAzure Stackに関しての記事を集中的に書いていきたいなと思います。

まずはじめに、Azure Stackは誰がどう使うと幸せになれるのか、誰のためのソリューションなのかという点について私の考えを書いてみたいと思います。

ずばり私は「まだクラウド化できていない組織」だと思っています。…が、これはAzure Stackのメインターゲットではありません。

「マイクロソフトの狙い」と「市場のニーズ」にずれがあると思うのです。そこを自分がうまく埋められるのではないかとも考えています。

私の個人的な考えですが、一つの切り口としてユーザーの種類は以下5種類くらいに大きく分類することができると思います。

  1. [パブリッククラウドオンリーOKユーザー] パブリッククラウド比率100%
    クラウドをすでに活用している…というかオンプレミスのサーバーシステムなんてそもそも使っていないユーザー。あるいはオンプレミスに既存システムはあるけれども今後は全てクラウド上にシステムを構築していき、オンプレミスのシステムは長い目では0に向かっていく意思決定がなされているユーザー。
  2. [ほぼパブリッククラウドでOKだけど一部はオンプレに置きたいユーザー] パブリッククラウド比率80~90%
    クラウドはすでに活用していて、基本的にはクラウドにシステムを構築するし、そのノウハウや手法ももっている。それでもパフォーマンスを高くするためにユーザーのアクセス窓口はパブリッククラウドではなくオンプレミスのユーザー近くに置くべきシステムが場合によってある。法律や厳格な社内ルールで縛られていて、特定のデータはパブリッククラウドには置くことは絶対にできないが、パブリッククラウドの良い点を極力フル活用したいユーザー。
  3. [システムの置き場所は自由に選択できるようにしたいユーザー] パブリッククラウド比率20~80%
    ベンダーロックインを極力避け、どこにでもシステムを配置できるようにしたいユーザー。マルチクラウドでの可搬性ももちろん視野に入る。
  4. [パブリッククラウドに行きたいけどまだいけていないユーザー] パブリッククラウド比率 0~20%
    本当はパブリッククラウドを利用したいけれども、具体的にどうしていいかわからず踏み出せていないユーザー。あるいは、パブリッククラウド採用に対して前例のなさや、ルールの変更等の変更負荷が高すぎて合意形成が取れないユーザー。
  5. [パブリッククラウドには絶対行かないユーザー] パブリッククラウド比率0%
    オンプレミスにこだわりがあり、パブリッククラウドを利用する気はまったく無いユーザー。

私の考えでは、Azure Stackを使って幸せになれるのは、2,3,4,5のユーザーです。ですが、特に4,5のユーザーに注目してほしいと私は考えています。

マイクロソフトが明確に狙っているAzure Stackの対象ユーザーというのは2および3である、というのが私の理解です。「Azure StackはAzureの拡張である」ということで、すでにAzureも使っているし、そのメリットも享受しているユーザーが何らかの理由(遅延、パフォーマンス、法律、ポリシー等など)でオンプレミスにシステムを構築しなくてはいけないときに、Azureの素敵な世界でいつも素敵にシステム構築しているのに、オンプレミスで全然別のやり方(そしてそれはきっとAzureよりも効率的ではない)をしなくてはいけないのは大変だよね、非効率だよね…ということですね。

「どこでも同じようにできる(開発、運用、保守、その他諸々)」ということを求めるならAzure  + Azure Stackの世界感ですよね、というわけです。

これはこれですごく合理的な話だし話の筋は通っていると思います。

でも、現実を見たときに多いのは4や5のユーザーなんじゃないかと私は思っています。エンタープライズの企業規模の大きな企業に関しては特に。思い切ってクラウド化に向けて舵をきれる…ようならいいのかもしれませんが、様々なルールや「やり方」がしっかりと決まっている中でそこに変化を起こして行くのは並大抵のことではなく、検討している間にパブリッククラウドはどんどん変化してしまうし…それでも、なにかしらパブリッククラウドの良さを活かしていかないといけないという問題意識はある…。こういう状況の組織とても多いと思っています。

私は、そんな「まだクラウド化できていない組織」が一気に素敵な環境にジャンプできるそのための起爆剤にAzure Stackがなれるんじゃないかと思ってます。

なぜそう思うのか、その一番の理由は「場所」です。Azure Stackは兎にも角にもオンプレミス上で動作し、インターネットから完全に遮断した状態で「パブリッククラウドと同じもの」が動いちゃうものなのです。これなら様々な理由でパブリッククラウドに『行けなかった/行けていない/行く気がない』組織が、オンプレミスにありながらパブリッククラウドのパワーを手に入れられてしまうのです。しかも、Microsoftおよびハードウェアメーカーの完全なサポート付きで。しかも、パブリッククラウドと一緒なのでガンガン進化し続けます。

これならXXXさんを説得できるかも?と思う人も多いのではないでしょうか?私はオンプレミスで何年もずっと(効率的ではない)やり方をずっと続けてきた組織がAzure Stackを起爆剤として一気に「素敵な世界」を使い始められると思っており、それを実現していきたいなと思っています。

Azure Stack発表から登場まで2年(!)もあった中で、人にはまだ喋っちゃいけない知識ばかり頭のなかにいっぱいある…という状況になってしまいました。それがいよいよお客さんとの会話ができる状況になってきましたので、是非、色々な人にお伝えしていきたいです。大きく言えば日本のエンタープライズのIT環境に革新を起こしたくおもっており、その中心になりたいと思っています。Azure Stackにはそれができる可能性が大いにあると思っています。

…が、Microsoftの想定するメインのユーザー層とはことなることもあり、注意しなければいけない点も多数あります。このあたりの話はこのあとのブログエントリにてお伝えしていきたいと思います。しばらくAzure Stack関連の記事を連続で書く想定です。

注意点が早く知りたい!という方は、以下のセミナーでもこのあたりを話させてもらう予定なので、是非申し込みいただければと思います。

プライベートクラウド?ハイブリッドクラウド?Azure Stack 活用セミナー | JBS 日本ビジネスシステムズ株式会社

AzureStackセミナー_thumb[1]

概要およびアジェンダは下記の通りです。

日時 2017年10月16日(月)
14:00-17:00( 受付開始時刻 13:30 )
開催場所 虎ノ門ヒルズフォーラム ホールB
東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー4F
地図はこちら
定員 100名
参加費 無料 / 事前申し込み
※同業者様のご参加をお断りさせて頂く場合があります。あらかじめご了承ください。
共催 日本マイクロソフト株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ビジネスシステムズ株式会社
14:00-14:10

ご挨拶

14:10-15:00

マイクロソフトが目指す真のハイブリッドクラウド

”ハイブリッドクラウド”は多くの企業が目指す方向の1つとなっています。そして、マイクロソフトの Intelligent Cloud – Intelligent Edge 戦略もまた、強くハイブリッドを意識したものになっています。本セッションでは、Azure Stack という他社にはない新しいサービスの話を中心に、これから始まる新しいハイブリッドクラウドについて解説します。

日本マイクロソフト株式会社
パートナー技術統括本部
パートナーテクノロジーストラテジスト
高添 修 氏

15:00-15:40

本命!「HPE ProLiant for Azure Stack」大解剖

ヒューレット・パッカード・エンタープライズは、Windows Server や SQL Server の開発標準機として採用されている「HPE ProLiant DL380」をベースに、マイクロソフトと共同開発で「HPE ProLiant for Azure Stack」を提供開始します。技術面での親和性はもちろんのこと、オンプレミスで必要となる「障害対応」や「予算」までも考え抜かれた、一歩先を行く Azure Stack の全貌を HPE のエキスパートより解説いたします。

ヒューレット・パッカード・エンタープライズ・カンパニー
アジアパシフィック地域統括
リージョナルアーキテクト
小川 大地 氏

15:40-15:55 休憩
15:55-16:45

JBS が Azure Stack に期待すること、お客様と一緒に成し遂げたいこと

JBS ではすでにエンドユーザーとして Azure Stack の自社導入を決定し、SIer として Azure Stack 関連サービスも展開していく見通しです。Azure Stack について、これまでパブリッククラウドを様々な理由で使えなかった組織にとって理想的な製品なのか、クラウドをまだ利用していない組織にはマッチしない製品なのか、その実態や有効な活用方法に注目が集まっています。
JBS がどのように自社利用し、どのようにお客様にサービスを展開していこうとしているのかをお伝えします。

日本ビジネスシステムズ株式会社
パートナーアライアンス本部 クラウドアライアンス開発部
部長 胡田 昌彦 (Microsoft MVP for Cloud and Datacenter Management)

日本ビジネスシステムズ株式会社
パートナーアライアンス本部 クラウドアライアンス開発部
井上 千恵美

16:45-16:55 質疑応答
16:55-17:00 御礼

私も登壇させてもらいますが、一緒に登壇いただくのはなんと、マイクロソフトの高添さん、HPEの小川さんです。

お二人とも業界の超有名人であり、私がずっと「自分もあんな風になりたい」と憧れている対象でした。そんな方2人と一緒に、しかも、自分が長年取り組み続けているAzure Stackをテーマに、おそらく日本では一番はやく濃いセミナーを実施できるということを大変光栄に思います。

普段、このような仕事色を全面に出したブログ記事は書かないのですが、Azure Stackに関しては想いが非常に強く、思い切ってこのような記事を書いて宣伝することにしました。

あくまでもこのブログは私個人のブログであり、会社や組織の考えを表明する場ではないわけですが、個人として宣伝するのはありだと思ってます。

日頃このブログを購読してくれている方ならこのような形の書きぶりは非常に珍しいというか初めてだということはよく理解いただけるところだと思います。もしも、よろしければTwitter, Facebook等含めて拡散に協力いただけますと嬉しいです。

子供3人。家族優先。都内SIer勤務。Windows系中心のインフラよりの何でも屋。脱原発。 Microsoft MVP for Cloud and Datacenter Management.

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